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フクロウの○○個体ってなに?

フクロウ

ペットショップでフクロウを見ていると、時々CB固体やWC個体、さらにはプリント個体なんて言葉が記載されていることがあります。同じ種類でも記載されている個体によって値段も違うので、何なのか気になっている人も多いのではないでしょうか。ペットとしてフクロウを迎えようと考えているなら、この言葉の意味はぜひ知っておきましょう

CB固体、WC個体って?

フクロウに記載されている、CB固体やWC個体という言葉はそのフクロウがどのようにしてペットショップにやってきたのか、由来を表しています。

まずCB固体は日本語に訳すと飼育下繁殖個体となり、ブリーダーに飼育されている親鳥から生まれた個体のことをさします。またCB固体はさらに親鳥が育てた「ペアレントレアード」と人間が育てた「ハンドレアード」にわかれます。こういわれると純粋にCB固体のハンドレアードの方が飼いやすく、なれやすい印象を持つかもしれません。しかし実際のところ、判断しにくい部分でもあります。

ハンドレアードで育てられた個体は、確かに人間に対して警戒心がなく、近付いても逃げたりおびえたりといったことは少ないです。さらに人間がしっかり管理して育てたため、体も比較的丈夫というメリットもあります。反面、うまれたときから人間を親だと思っており、自分と人間が同列になってしまっているので繁殖ができる程度まで成長すると、攻撃的になることがあるそうです。

人間が親から食べものをとりあうライバルに変わってしまう、ということなんだとか。逆に親鳥に育てられたペアレントレアードの個体は人間に対する警戒心が強く、なかなかなれなませんが、そうした行動を見せることはあまりないのだそうです。

もちろん攻撃的になったりなかなかなつかない、というのは個体差があります。そのフクロウの性格にもよるため、育ちですべてが決まるわけではありません。ただどう育てられたかどうか、多少は影響があるようです。

一方でWC個体は野生の状態で捕獲されてきた個体のことをさします。人間に対する警戒心もかなり強く、なつきにくい傾向があるため値段はCB固体に比べると安め。同じ種類でも安く手に入れられるメリットはありますが、病気を持っていたり体が弱いこともあります。ただ個体によっては輸出することが目的で、限りなく人間の管理下に近い状態の野生から捕獲されたものもあり、体も丈夫で人への警戒心が薄いものもあります。一概にどのタイプがもっとも飼いやすいのかは、自分自身の目で判断する必要があるようです。

プリント個体って?

BCやWCとはまた違い、プリント個体と記載されていることもあります。プリント個体とは、ヒューマン・インプリンティングされた個体のことで、羽化直後から完全に人の手で育てられた個体のこと。ヒヨコなど、鳥は卵からかえり、最初に見た動く大きなものについていくという習性はみなさんご存知ですね。それをペットとして飼いやすい個体を育てるために応用したのが、ヒューマン・インプリンティングなんだとか。

ただフクロウにその習性があるのか、その方法によって効果があるのかは正直微妙なところ。しかしうまれたときから人の手で育てられているため、人に対しての恐怖心や警戒心はかなり薄れている状態になることは確か。手や肩に乗せるなど触れ合いながら飼育したい、という人にはプリント個体がむいているのではないでしょうか。

このように、たった2文字のアルファベットにはこんな意味が隠されているのです。ただ単に値段の違いだけでなく、どのような育ち方をしてペットショップにやってきたのかを知っていると選び方も違ってきますね。しかしいちばん大事なのは、そのフクロウを気に入ったかどうか。もちろん育ち方も飼いやすさに影響はありますが、いちばんはそのフクロウ自身の性格です。やはり気に入ったフクロウでないと、長い間生活をともにすることはできませんね。