Category : やめて!虐待~恥を知れ人間たち

アニマルポリスってどういう仕事?

動物を守るために定められている動物愛護法によって、ペットの虐待や飼育放棄を日本で罰せられるようになりました。しかし、専門的に取り締まる機関がないため、法律はあまり機能していないと考えられるでしょう。そのため、他の先進国と比べてみると日本は動物愛護という点に置いて、まだまだ発展途上です。海外では動物への虐待や飼育放棄を取り締まり、場合によっては逮捕も可能なアニマルポリスが職業として存在する国があります。外国ではペットの生きる権利が早くから知られ大切にされているのです。

アニマルポリスとは?

皆さんはアニマルポリスという言葉を知っていますか?アニマルポリスとは。動物の虐待や飼育放棄を取り締まってくれる法的機関。主な仕事の目的は、共通して以下のことが挙げられます。動物虐待や飼育放棄の行為を見つけた市民が通報できる、現場に行き問題がある飼い主を注意し被害に合った動物の保護、動物虐待が犯罪であることを市民に知らせて虐待を防ぐ、この3つです。

ペット先進国のアニマルポリス

では、各国のアニマルポリスについて詳しく見ていきましょう。ペット大国であるアメリカは二つの大きな動物保護団体があります。ひとつはHuman Society of the United States(米国動物保護協会)で、政府の資金と寄付金で運営している組織です。もうひとつは100%寄付金で運営しているASPCA(米国動物虐待防止協会)になります。これらの団体はどちらも警察と同等の捜査権、逮捕権を持っている捜査部隊があります。ニューヨーク市ではこの捜査部隊がペットの虐待や飼育放棄している飼い主を調べ、場合によっては逮捕してペットを保護する活動を行っているようです。

捜査員は銃や手錠を持つことが許されており、日夜動物虐待に目を光らせています。ちなみにASPCAは、約150年にも及ぶアニマルポリスとしての歴史と経験がある機関、その経験を生かし警察学校で動物に関する犯罪捜査の指導をしています。また、ロサンゼルスには公的なアニマルポリスがおり、ロス市警や動物管理局の捜査員などで構成されているようです。ニューヨークと同様の逮捕権や捜査権があり、ペットを守る任務に就いています。

イギリスのアニマルポリスは歴史が古く、警察の組織ができるより3年も早い1824年に設立されました。もとは鞭で打たれて体を壊してしまう馬や酷使され死んでしまう牛が多くいたことから、ロンドンの貴族がポケットマネーで捜査員を雇ったのが始まりと言われています。組織は1840年にはロイヤルの称号を授かり、英国王立動物虐待防止協会という名で発展を遂げ今に至るというわけです。

イギリスのアニマルポリスになるためには、獣医学の基礎知識や動物に関する法律などを勉強するだけでなく、災害時に動物を救助するための訓練を受けなければいけません。そのため、合格は狭き門と言われています。ただしイギリスのアニマルポリスは、アメリカと違い逮捕の権限を持ってはいません。日本の「動物の愛護および管理に関する法律」はイギリスの「国際的動物福祉の基本(5つの自由)」を基本的理念として定められました。この法律は1960年に定められたことから、世界でいち早く動物愛護に関する意識に気づいた国と言えるでしょう。

ペット先進国のペット愛護のあり方は、まだまだ発展途上の国である日本にとって見習わなければならないことがたくさんあります。動物を守るための活動が広がれば、日本もペット先進国に一歩近づくことができるかもしれません。

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